研究内容

オレイン酸被覆イットリア安定化ジルコニア(YSZ)ナノ粒子で構成された焼成体の
酸素イオン伝導率評価

Copyright © 2023 The Authors. Published by American Chemical Society
https://doi.org/10.1021/acsomega.3c05368

異なるオレイン酸/金属イオン比率で水熱合成した2~4nmのYSZナノ粒子が、従来より低い1050℃で焼成しても、高いイオン電導性と焼結性を持つYSZであることを示した研究です。特に最も高い比率で合成された粒子は低密度であるのに、高いイオン伝導率を示しました。焼成前の被覆された粒子表面が、焼成後のイオン伝導率に影響を与えていると考えられます。

アルカリ修飾前駆体を用いた水熱合成法による単分散に近い酸化鉄ナノ粒子の合成

© 2022 The Ceramic Society of Japan
https://doi.org/10.2109/jcersj2.22023

粒径の揃った(単分散)酸化鉄ナノ粒子を水系で作ることは困難です。この研究では、オレイン酸-鉄前駆体をアルカリ処理して親水性を向上させ、単分散に近い酸化鉄ナノ粒子を合成しました。

水熱合成法によるセラミックスナノ粒子の単分散条件探索

水熱合成法と分散剤を用いてナノ粒子を作製する際の単分散(粒度分布が揃った状態)となる条件の探索を行っています。

 

水熱合成法によるセリアナノ粒子の析出結晶面(形態)制御

Copyright © 2015 The Society of Powder Technology Japan. Published by Elsevier B.V. All rights reserved.

水熱合成法を用いたナノ粒子作製において、分散剤と原材料の割合を調整することでセリアナノ粒子の形態を制御した研究です。